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見出し上海万博日本館パフォーマンスレポ



開催日 2010年9月10日から12日
場所 上海万博日本館イベントステージ
テーマ 源氏物語

絵画パフォーマンス ペーパーファッションショープロデュース
 
光源氏役 出演しラストは共に生きるをテーマにしたパフォーマンス

主催 NPO文化芸術国際協会
協力 在上海日本国総領事館、日本中国文化交流協会、上海市 他


2010年9月10日から12日までの3日間、世界的な規模の上海万博日本館イベントステージで舞台「麗しき光源氏の末裔達」HIRONORI URAの世界の公演をさせていただきました。

NPO文化芸術国際協会主催、
在上海日本国総領事館、日本中国文化交流協会、
上海市他の後援もいただき
大成功の源氏物語芸術祭!3日間が無事終演を迎える事ができまました。



まず今回の公演の話は昨年より始まりました。上海万博日本館出演の構想をいただきいくつか出した企画の中から今年になって舞台パフォーマンスを正式に採用され依頼を受けました。

日本館から送られてきた契約規定や手続き、会場の説明本の莫大な量にも驚きました。ステージの演出には海外ということもあり苦慮しました。出演するにあたり正直どのような表現方法を使えば光源氏の雰囲気を崩さずに言葉の壁を越える表現方法ができるかを考えるのに
とても苦労しました。

考え抜いた末にイントロ第1部を国際的に活動している日本舞踊家の岡本さんと平安時代の光源氏を演じ日本舞踊で表現することにしました。

そして2部を自分の絵画デザインを現代の象徴として中国の若い方々を中心とした17人を使いファッションショーを演出することを考えました。フィナーレは自分自身が演じる光源氏を中心に周りへと合計12本のさをりを孔雀のように広げ。これには自作の番傘「原色の恋人達」を日本より持参して中央で回転し、色彩の渦がさをりに流れ出るような演出を考えました

そして共に生きるの活動を作品の中に入れ芸術で世界が繋がるという事を
わかりやすく表現したいと考え
去年川西アステでお世話になりました
さをりひろばの本部よりお借りしました。

障害をもつアーティストの皆さんが作られたのですが
本当に素晴らしい色使いでした。
たくさんの国の方々が集まる上海万博で使わせていただいたことは
私にとって大きな喜びです。

日本から旅立つ2010年9月9日、意気込みすぎて一睡もできなかった中で空港のカート二つがいっぱいになる荷物と共に関西国際空港から中国上海へと旅立ちました。

1日目は上海世界金融センター展望台や上海の町並みを観光しました。

印象は大阪というよりもお台場から見た東京を近未来化したようなイメージでビルもUFOや宇宙基地のようなイメージに近いものでした。




2日目からはいよいよ本番で上海万博の会場へ到着しました。各国のパビリオンが立ち並び巨大な遊園地のような雰囲気の場所でした。

日本館周辺には韓国、ベトナム、イラク、タイ、マレーシア、インドがありどこを見ても長時間待ちの長蛇の列でした。観客の95%以上が中国人だったのですが外国人も時々見かけ日本からの観光客もいました。

日本館は巨大なテントのような構造でしたが近くで見ると紫の色がどこか日本を思い出す建物でした。

そして本番・・・

たくさんの観客の方が見守る中パフォーマンスをしました。
ラストはボレロと共に自分自身制作の番傘からさをり織りを舞台全体に広げました。



傘と共にさをり織りが開花した瞬間たくさんの拍手と声援を受け「やって良かった・・・」と思いました。20分前後のショーでしたが出会った事のない中国の方がたと共演し見に来てくださった皆さんに日本人である自分を受け入れて頂いたあの時間は国と国との境界を飛び越えた瞬間であったと自負しています。



そして2日目の最後に現地のまとめ役のフー先生の家に呼んでいただき料理をご馳走してもらいました。

正直中国で食べたどの料理よりもおいしく感じました。がちょう、魚のはも、なすび、ごちそうの数々、どれもヘルシーで味は抜群でした。







その気持ちが嬉しくて感動しました。
どんな料理にも代えがたい人生に残る思い出の味の一つです。

3日という短い期間ではありましたが本当にたくさんのものを
学ばせて頂きました。

そして
読売新聞、神戸新聞、毎日新聞、産経新聞、京都新聞、関大校友会の皆様すばらしい記事をありがとうございました。

関係者の皆様、そして中国でサポートしてくださったモデル、スタッフの方、そしてさをり織りを貸してくださったさをりひろばの皆様

本当にありがとうございました!
上海でのパフォーマンス、皆様の応援に支えられて
本当に幸せな時間でした。
これからも平和、文化交流のために自分にできる事
を頑張っていきます。

浦 大典